バビロンの大富豪｜100年前から通用する「お金の基本7つ」を超実践で解説

お金の名著：バビロンの大富豪

100年前に書かれたとは思えないほど、現代の家計改善・投資・働き方に直結する『バビロンの大富豪』。
もはやお金の教科書というレベルで古くから読み継がれている名著ですね。

本記事では

・生活の改善ポイント
・実際に使えるアプリ
・具体的な行動案

をなど盛り込み、 実生活に役立つようにまとめていきます。

書籍情報

• タイトル：バビロンの大富豪
• 著者：ジョージ・S・クレイソン
• 刊行：1920年代
• ジャンル：お金の教養・資産形成・自己啓発

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7つの教え

1. 収入の10%を貯金に回す

いわゆる先取り貯金ですね。
給料が入ったら、まずは10％を問答無用で貯金に回してしまいましょう。
収入＞支出の生活スタイルにならない限り、お金は絶対に貯まりません。

• 本当に必要な支出なのか？と考える癖がつく
• “めんどくさくて継続していた固定費”に気づく
• 飲み会・コンビニでの“なんとなく買い”が減る
• 貯まった額の可視化で自信と余裕が出る

1割貯金の正体は、ただの節約ではなく、 「自分の人生に優先順位をつける行為」です。
自分が本当に使いたいものにお金を使うために、“自動で貯まる仕組み” を作ると、 気づかないうちに資産が貯まり始めて驚きます。

1. まずは“5%だけ”でもOK（慣れたら10%へ。貯蓄割合は諸説あります）
2. 毎月固定費でかかる支払いを月額換算で棚卸し（スマホを格安SIMに変える・不要なサブスクの解約など）
3. 支払いはすべてキャッシュレス決済を使用して、履歴を追えるようにする（家計簿アプリと組み合わせればすべての支出がアプリ内で明らかになる）
4. コンビニではなく、スーパーやドラッグストアに行く
5. 月の生活費をあらかじめ一気に引き出して、その中から生活する

とくに固定費の見直しは即効性があり、 毎月数万円単位の節約になることもあり得ます。

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2. 欲望に優先順位をつける

10%先取りをすると、 「欲望の仕分け」を避けて通れません。

“本当に必要なもの”はなんなのか？自身の生活をよく振り返って無駄遣いがないかを見直しましょう。

筆者が実際にやった「欲望整理」

• 【欲しい・やりたいことリストをスマホで作成】
  ほしいものはすぐ買わず、必ず2週間は寝かせることで衝動買いを防止。
  2週間ごとにリストは棚卸し、冷静になったら不要なものはリストから削除。
  逆に、いつまでもリストに残り続けるものは”本当に欲しいもの”だから買ってもOK！
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  【生活のルーティーンを作る】
  いつも着る服・朝食・持ち物をルーティン化し、衝動買いを防止。
• 服は無印良品のシャツ・パンツ・靴下で統一！基本の服装を決めたうえで、アレンジ
  朝食はプロテイン+豆乳+きなこで固定。おやつは無塩のミックスナッツ10粒まで
  持ち物はお気に入りの1つのみで、いろんな種類は持たず浮気しない
  

現代社会は興味を惹かれるものであふれていますので、衝動に任せて欲しいものを手に入れていくと、何が必要だったのかわからなくなります。
ホストのローランドさんが「身の回りにはお気に入りのものしか持たない」と語っていましたが、私もまったく同感です。

• ① 買う理由を説明できなければ買わない
• ② 価格よりも“毎回使うか？”で評価（逆に高くても必要なものなら買うべき）
• ③ 生活の満足度が上がる固定費に投資する
• ④ “ご褒美買い”は月末だけに固定

“全部ほしい”状態は、情報の洪水が引き起こす錯覚です。
環境を整えれば、自然と落ち着きます。

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3. 蓄えた金を働かせよ｜お金は文句を言わず働く最強の部下

預金残高が増えてくると、通帳を見るときに少し気分がよくなります。
でも、いくら預金残高が増えてもそのお金は通帳にある限り、あなたに何ももたらしません。
幸い現在の世の中はNISAが話題ですから、資金の一部を投資に回しましょう。

▼私が実際にやってること

• 毎月の積立NISAを5万円投資（１でも触れたとおり、SBI証券で積み立て）
• NISAの支払いはクレジットカードを使い、少額だがポイントをもらう
• 配当金が狙える株式をNISAで購入し、
• 投資アプリを見る頻度を週1に固定

要は”投資しましょう！ ”という話ですが、投資にはリスクがありますので100％安全を保証するものではありません。
※逆に、投資なのに”元本保証”とか”ノーリスク”とか謳ってるのはほぼ詐欺です。
無策で始めるべきではありませんが、けしてプロしかできないようなことではありません。
以下のような危険な投資を避けるのを念頭に置いておけば、少なくともローリスクには抑えられます。

投資で絶対に守っているルール

• 理解できない投資は、一切やらない
• レバレッジ商品には近づかない
• 手数料の高い商品は買わない
• 分散（地域・期間・銘柄）を基本にする

投資はうまい話を探すと失敗します。
しっかり勉強しつつ、余剰資金で安全にお金を働かせましょう。

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4. 危険や誘惑から金を護る

投資を勉強し始めると、うまい儲け話がいくつも情報が入ってきます。

100％断言します。投資にうまい話はありません！！

• “月利15%”をうたう海外投資案件
• 「絶対儲かる」という副業グループ
• 仕組みが曖昧すぎる情報商材
• 高額セミナー（費用40万以上のものも）

これらに共通するのは、

①大げさな言葉
②焦らせる勧誘
③仕組みがわからない という3点セット。

• 運用者情報が明確か（企業・実績・住所）
• 元本割れリスク（投資のリスク）を説明しているか
• 具体的な仕組み（どう利益が生まれるか）を示しているか
• 再現性が高いか
• 口コミが自然か（やらせ臭がないか）

派手な話はだいたい地雷です。
比較的勝率の高いと最近人気なのは”インデックスファンドの全世界株”で元本が減るリスクもはらみつつ年利５～7％くらいだそうです。

逆に言えば”元本保証”、”年利５～7％を超える利益率”なんてそうそう再現できるものではありません。

適切に投資すれば可能なのでしょうが、少なくとも本記事に関心を持って下さるレベルの方であればやめておいた方がいいでしょう。
私も到底投資のプロではありませんので、これらの投資は一切検討していません。

• ① “今日だけ”“今すぐ”という言葉が出たら離脱
• ② 動画サムネが派手（赤字・金額アピール）は警戒
• ③ 「リスクはありません」は100%嘘
• ④ 投資額の上限を自分で決め、破らない
• ⑤ “仕組みが理解できる”ものだけ続ける

お金が貯まる人ほど、守りが強いです。 守りは最大の攻め。
これが真理です。

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5. もしもの時に備える仕組みを必ず作る

もしもの時の備え、現代でいう「保険」はまさにこれに当たります。

ただし、「入れば安心」という単純な話ではありません。
重要なのは“過剰な保険に入らず、最低限必要なものに絞る”という視点です。

▼最低限おさえたい保険
・生命保険（掛け捨てのシンプルなプランで十分）
・医療費はまず「高額療養費制度」を理解する
・自動車保険は対人・対物無制限

▼筆者が実際に入っているもの
・掛け捨て生命保険（月1,800円程度）で万一のときの最低限をカバー
・医療保険は加入しない（公的制度で十分。万が一働けなくても生活できる貯金を確保）

保険の目的は「安心のため」ではなく、破産レベルのリスクから家族を守るためです。
ここを勘違いすると、不要な保険料だけが増えていきます。

6. 安定して利益を生む資産を持つ

『バビロンの大富豪』では、「安定して利益を生む資産を持て」
と繰り返し語られます。現代で言えば、次のようなものが該当します。

逆に、初心者がいきなり手を出すべきではないものもあります。

結論はシンプルで、「自分が理解できるものだけに投資する」こと。
中でも、世界中の株式に分散投資できるインデックスファンドは、初心者にとって現実的な選択肢です。

7. 学び続け、能力を磨き続けよ（最大の自己投資）

『バビロンの大富豪』の最後のメッセージは、「自分の力を成長させ続けよ」というものです。収入源も資産も、元をたどれば自分の能力から生まれます。

▼なぜ“学び”が最強なのか？
・スキルは奪われない資産として積み上がる
・転職や副業で収入の上限を引き上げられる
・詐欺や怪しい投資を自分で見抜ける
・お金の使い方・守り方の判断がブレなくなる

▼筆者が続けている習慣の例
・月2冊を目安に読書（紙＋Kindle＋オーディオブック）
・学習を目的としたYouTubeチャンネルを毎日視聴。
・毎週日曜の朝に、家計簿アプリと口座残高をチェック
・ブログ「ひつじノート」で学んだ内容をアウトプット
・ChatGPTで要約や調べものをして時間短縮

1日10分でも、続ければ立派な自己投資です。
「今日の自分より、明日の自分を少しだけ成長させる」という感覚で、無理なく続けていきましょう。

まとめ｜バビロン流「お金の基本」は今も通用する

• やる気は「出るまで待つ」のではなく、まず一歩動けば後からついてくる
• 先取り貯金で収入＞支出の仕組みを作る
• 欲望に優先順位をつけ、「本当に必要なもの」にお金を使う
• 貯まったお金はインデックス投資などで働かせる
• 怪しい話・理解できない投資には近づかない
• 保険は「安心のため」ではなく「破産リスク回避」のために最低限かける
• 安全性の高い資産・仕組みに長期で投資する
• 学び続けることが、結果的に一番大きなリターンを生む

『バビロンの大富豪』で語られる7つの教えは、100年前の物語でありながら、現代の家計管理・投資・働き方にもそのまま通用します。すべてを完璧に実践する必要はありません。気になったポイントから1つだけでも、今日の生活に取り入れてみてください。

本記事は内容のごく一部を要約し、筆者の意見を加筆したものです。
実際の書籍には、物語形式でスッと頭に入る教訓や、より具体的なエピソードが多数収録されています。
また、文章が苦手な方でも漫画版もあるので比較的手に取りやすいと思われます。
実際に本を開けば、理解の深さや納得感はまったく違ってくるはずです。

気になった方は、ぜひ一度、実際の本を手に取って読んでみてください。