散らからない人の片付けの優先順位|迷わない実践ステップ
散らかる原因は“場所”ではなく「優先順位が曖昧」だから
片付けが続かないのは、家でも職場でも同じです。
一番の原因は、「どこから片付ければいいか」が曖昧なことです。
正しい順番が決まっていないと、
- 何から手をつけるか迷う
- 効果が見えず挫折する
- 途中でカオス化する
ということが起きやすくなってしまいます。
片付けが続かないのは、家でも職場でも変わりません。
多くの人が「どこから片付ければいいか」がわからず、迷って終わるからです。
でも一度、「優先順位」と「判断基準」を決めてしまえば、
迷いは消え、散らかった部屋やデスクもみるみる整っていきます。
前回の記事で「残す基準の3つのルール」を整えました。
今回は “片付けの優先順位” を決めて、
迷わず動ける準備を整えていきます。
片付けの優先順位はこの3つで決まる

わかりました!まずは気になってたアルバムの棚からやってみます!

ちょっと待った!優先度の順位を考えて。
前回の記事でも触れましたが、アルバムは思い出が詰まった「感情」の品ですから捨てる難易度は高いです。片付けできていない人が最初に手を付けたら、ついついアルバムを見返して片付けの手が止まってしまうことでしょう。
家でも職場でも、片付けの順番は共通しています。
先にこれを理解しておかないと挫折しかねませんので、優先度を知っておきましょう。
| NGゾーン(最初に手を付けてはいけない) | 優先ゾーン(片付けのスタート地点) |
|---|---|
| ・感情価値が高い物(判断が難しい) | ・使用頻度が低い物 |
| ・細かく数が多い物(判断疲れが爆増) | ・大物・かさばる物 |
| ・自分以外の物(そもそも決められない) | ・管理コストの高い物(紙・デジタル混在) |
① 使用頻度が低い物から着手する
最も迷いが少なく、減らしやすい部分です。
- デスクの中で半年触っていない文房具
- カバンの底に眠っているレシートや小物
- 家の棚に放置された「いつか使うかも」品
使用頻度が低いものほど、残す理由が弱く、判断が早い。
片付けの“助走”として最適です。
継続できるか不安な人は、”1日1つ捨てる”とルールを決めてここから着手すると挫折しにくいです。小さいハードルから試してみて下さい。
② 面積・スペースを多く占有する物
大物から手をつけると、一気に変化が見えるため、片付けのモチベーションも急上昇します。
- デスクの上に置きっぱなしの大型ガジェット
- ロッカーや棚の奥で眠っている段ボール
- 家の隅を占領する大きめの収納ボックス
「目に見える成果」が分かりやすいため、次の行動につながります。
スペースが確保されることで、作業効率もあがるのも見逃せないメリットです。
③ 管理コストが高い物(散らかりの元)
散らかる空間の“発生源”は、ほぼここです。
- 紙の資料
- 引き出しに詰め込まれた書類
- ケーブル類
- 文具や小物が多すぎるポーチ
管理コストが高いものを減らすと、散らかりの再発が大幅に減ります。
溜まった紙の書類は大抵不要でしょうし、迷うものはスキャンをとってペーパーレス化。
ケーブルはメインと予備の2本あれば十分でしょう。
「持ち物のルール」をどう当てはめるか?
片付けがスムーズに進めるために
「持ち物のルール」と「実践ステップ」を分けて整理します。
| 持ち物のルール | 実践ステップ(手順) |
|---|---|
|
・機能性があるか? ・使用頻度が基準を満たすか? ・代替できない唯一性があるか? |
① 30日使っていない物を箱に入れる ② 基準に当てはめて仕分ける ③ 残す物だけ定位置に戻す |
判断基準は「残す価値を決めるルール」。 実践ステップは「そのルールを現場で使う手順」。 この2つが分かれているだけで、片付けは迷いなく進みます。
この2つを分けておくと、片付けは迷わず一気に進みます。
では、具体的な実践ステップを見ていきましょう。
① 機能性:その物は“生活・仕事を軽くするか?”
- 使うと作業効率が上がる
- 手間が減る
- 探す時間が減る
こうした“機能”があるかが基準です。
上記の理由を言語化できない物は、ほぼ機能ゼロである可能性があります。
手放しましょう。
② 使用頻度:30日ルールで判断する
家でも職場でも使える最強ルール。
- 過去30日で一度も触っていない
- 季節物でも年1回しか使わない
- 最後に使った日を思い出せない
こうした物は、ほぼ不要です。
30日はひとつの例ですが、モノのジャンルごとに出番の頻度を考え、○日ルールを設定してみましょう。

30日ルールとか忘れちゃいますよ…

忘れちゃうのが普通だから、紙に考えを整理すれば忘れることを防げるよ。トイレにでも貼っておけば完璧だ。
③ 代替可能性:唯一性がなければ残さない
- 書類 → クラウドサービスに保存
- ペン → お気に入りの3色ボールペンで十分
- メモ帳 → A4ノート一冊にまとめる
- ケーブル → 汎用1本で統合
唯一性がない物は、持つ必要がありません。
- 会社でGoogleのサービスを必ず使うので、Googleのをメインに据える
- ”ペーパーレスフォルダ”を作って、Googleドライブに保存
- メールはgmail一本にまとめる
- ペンはジェットストリームの3色ボールペン1本。書き味・金額・デザイン・替え芯の入手し易さなどでこれに決める
- メモのためのA4ノート1冊のみ。モーニングノートと呼ばれる思考整理術に使うため、紙のノートは1冊あると有用。
カテゴリー別:迷わず手放せる具体例

家でも職場でも“共通して減らしやすいもの”を一気見していくよ!
デスク周り
- 書きかけのノート数冊
- 余っているクリップ類
- 古い名刺・メモ
- ノベルティグッズ
- 充電していないモバイルバッテリー

思考の整理優先で、迷うなら捨てて、もし必要なら買い直そう。もったいないと思うかもしれないけど、トータルでは無駄買いは減っていくよ。
書類・紙類
紙は散らかりの元。原則データ化が正解です。
- 会議資料
- 印刷PDF
- プロジェクト資料
- レシート(キャッシュレス決済&家計簿アプリで自動で整理できる)
- 取扱説明書(必要な時に型番でググる)
- 医療領収書(写真OK。最近はマイナ保険証に記録が残るので呼び出し可能)

ペーパーレス化には、”ゴミ箱代わり”の保存フォルダを作るといい。使わなくなったら”保存フォルダ”に放り込み、必要な時に検索するのがお勧め。
バッグ・ポーチ
- 謎の袋・ショップ袋
- 期限切れのチケット
- 同用途の小物が複数
- レシートの山
収納できるもの(コンテナ・バッグ・紙袋など)は、荷物を増やす要因になりやすいです。
私見ですが、”隠す収納”はあまり勧めません。所有していることを忘れて荷物を増えやすい環境を作ることに繋がります。
私物(家でも職場でも共通)
- 似た服が複数
- 使っていないアクセサリー
- 賞味期限切れの食品・サプリ
- 古いスマホ周辺機器
片付けが節約・効率化につながる理由
片付けは単なる趣味ではなく、生活改善そのものです。
自分にとって居心地の悪い”環境”では、ストレスも多く不満の毎日になってしまいます。
居心地のよい”環境”を整えることで、自然のあなたの毎日も充実していきます。
① 時間コストが大幅に減る
探す・迷う・判断する回数が減るため、作業スピードが上がる。
文具メーカーのコクヨが2022年に探し物に関する統計を取りました。
1日平均、13.5分の探し物をしているそうです。年間にすると約54時間。
この時間をカットして、残業時間が削減できたらあなたの余暇時間が増えることでしょう。
② ストレスが減る(決断疲れの回避)
物が多いと、”意志力”を消耗し”認知負荷”という脳の処理負担が増大する状態となります。
減らすことで、集中力・判断力が回復します。
ちなみに、”意志力”を回復させるには睡眠しかないので、睡眠時間を削るのは悪手の最高峰です。※ショートスリーパーは、技術より才能に依るのでお勧めしません。
③ 無駄買いが減る
物が整理されると、「今何があるか」が見える → 重複購入が激減。
お金は”めっちゃ稼ぐ”か”賢く貯める”のどちらかしかありません。
あなたが前者なら問題ないかもしれませんが、そうではないなら”無駄買い”は貧乏へと突き進む道になり得ます。
今日からできる片付けの実践ステップ

メリットは十分わかったけど、どれが捨てていいかまよいそうだなぁ

慣れの問題もあるからね。失敗の少ない判断テクニックも説明していくよ。
| NGゾーン(最初に触ってはいけない物) | OKゾーン(最初に触っていい物) |
|---|---|
|
● 感情価値が高い物(判断が難しい) ・思い出の品 ・過去の評価資料 ・記念品・推しグッズ |
● 判断しやすい物(まず成果が出る) ・使用頻度が低い文具 ・明らかに不要な紙類 ・壊れている物 |
|
● 細かく数が多い物(判断疲れが爆増) ・付箋・ケーブル類 ・キッチン小物 ・細かい文房具 |
● 大物・かさばる物(進捗が見えやすい) ・ファイルボックス ・バッグの中身 ・不要な収納ケース |
|
● 自分以外の物・共有物(判断権がない) ・部署の共有棚 ・会議室の文具 ・家族の持ち物 |
● 自分の判断で完結する物(最優先) ・自分のデスク引き出し ・自分のノート・PCまわり ・自分のバッグ・ポーチ |
ステップ1:捨てるか迷うモノを“断捨離ボックス”に入れる
職場・家・デスク・バッグどこでもOKです。
断捨離ボックスに入れて存在を無くして、もし必要になったら取り出して大丈夫です。
断捨離ボックスの中でも30日経過したら、結局必要ではないモノということです。
ステップ2:”持ち物ルール”でジャッジする
前回の記事で紹介した”3つの持ち物ルール”で、選別を行います。
- 機能性はある?
- 使用頻度は基準を満たしてる?
- 代替できない “唯一性” はある?
1つでも×なら、手放す前提で捉えるべきでしょう。
ステップ3:残す物の“定位置”を決める
収納に戻すのは、”残す価値があるモノだけ”です。
テーブルのリモコンを“いつもの位置”に置くように、”定位置”を決めてあげましょう。
定位置があるだけで迷子にならなくなり、「どこに何があるか」が一瞬で判断できます。
この考え方は職場ではさらに効果を発揮します。
備品や文具の置き場所が決まっていれば、「どこにいった?」と探し回る無駄が消え、
重要なモノをカバンの中に入れっぱなし…といったヒューマンエラーも防げるからです。
定位置は、片付けのためではなく“仕事の精度を上げるための仕組み”でもあります。
判断基準がある片付けは、場所を問わず一気に整う
片付けは“テクニック”よりも“ルール”が重要です。
前回の記事で紹介した”判断ルール”を使うと、場所を選ばず片付けが進むようになります。
最初は小さくても構いません。
まずは「いま使っていない物を1つだけ箱に入れる」ところからで大丈夫です。
完璧を目指す必要はありません。少しずつ前に進めば、空間は確実に整っていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたの役に立ったらいいな。