前編では、
軽度脱水によって、喉の渇きや強い不調がなくても
疲れが抜けにくくなり、パフォーマンスが落ちやすくなる状態についてまとめました。

▶ 前編

身体が渇くと疲れがたまる【軽度脱水による疲労】身体が渇いた状態が続くと、気づかないうちに疲労がたまりやすくなります。本記事では「軽度脱水による疲労」という視点から、なぜ水分補給を意識的な習慣として身につけたほうがよいのかを整理しました。...

水分補給の扱い方を見直してから、
日中に感じていた、疲れが溜まりにくくなりました。

今回はその続きとして、
疲れでパフォーマンスを落とさないための
水分補給の扱い方をまとめました。


水分補給は「分かっていても後回しになる」

前編で触れた通り、
喉の渇きは、水分不足に気づくサインとしては既に遅いです。
感じた時点で、体内の水分はすでに減り始めている=疲労しやすい状態です。

水分が足りない状態であれば、
水分補給によって改善できますが、日常生活の中では、
分かっていても水分補給が後回しになる場面が多くあります。
忙しさや作業の区切りを理由に、
気づいたときには時間だけが過ぎてしまいやすいでしょう。

水分はどのくらいとればいいの?

水分補給の大事さは、ここまででざっくりお伝えしてきました。
軽度脱水を防ぐための現実的な目安は、以下のようになっています。

  • 体重 × 30〜35ml / 日(飲み物+食事を含む総量です)
  • 体重60kgの場合
    1.8〜2.1L / 日

これは医療・栄養分野で広く使われている目安で、
「最低限、日常生活で不足しにくいライン」です。

※運動量・発汗量が多い日は上振れします。

「1日2L」を目指すなら、
“1~2時間ごとに、100〜200ml”(体内水分を2%失う前に

これが現実的かつ、軽度脱水を避けるための目指すラインです。

この目安を達成するための具体的なコツを、以下に紹介していきます。


水分補給習慣定着のコツ【8選】

水分補給を習慣として定着させるためには、
「意識する」よりも、飲まざるを得ない環境を作ることによって習慣化できます。


① 1日の目標量を見える化する

1日2リットル水を飲みましょうと言われても、
どれだけ飲んだか記録しておくのは面倒なものです。

  • 500mlのペットボトルを3〜4本
  • 2Lボトルを1本

1日の始まりから終わりまでに、
「これだけは飲む」と決めた量を
視覚的に把握できる形で用意すれば、水分補給の目標が可視化され達成しやすくなります。

メモリ付きの水筒などを利用して、一日の水分補給ノルマを設定するのもいいでしょう。
私は節約をかねて、下記の水筒に水を詰めて持ち歩いています。
昼食までに1本飲み干し、水を補充して寝る前までにもう一度飲み干す計算です。
※やや量が多いですが、きっちり計算するのは面倒なので大体で合わせにいくイメージです。
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② 定時に水を飲むルールを設ける

喉の渇いたら、ではなく飲む時間をあらかじめ決めておきましょう。

  • 1時間ごとにコップ一杯飲むルールを設ける
  • コップ1杯(約8オンス/240ml)を1日8回飲む (通称8×8ルール)

③ スマートウオッチ・スマホアプリを利用する

スマホアプリには、水分補給を管理するアプリが多数存在します。
有料版もありますが、無料版でも水分補給を習慣化する機能は十分に備えていますので、とりあえず試してみましょう。

多くのアプリの機能は、大体以下のように共通しています。

  • 一日の目標水分量と、目標達成のために水分補給を促す通知を出してくれる
  • 水分補給の履歴を記録して、どれだけ水を飲んだか可視化できる。

スマートウオッチ単独でも、水分補給に関する機能が備えられています。
スマートウオッチをすでに持っているならば、機能を改めてみるのもいいでしょう。

  • HUAWEI WATCH FIT 4 Pro
    私も使用しているスマートウオッチ、スマートウオッチとしては比較的安いモデルですが、機能は十分です。
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  • WaterMinder
    iOSで利用者が多い、シンプルな機能の水分管理アプリ
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  • Hydro Coach
    androidユーザーで評判のヘルスケアアプリ。水分量以外のことも管理可能。
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④ 生活動作とセットで水を飲むルールを設ける

すでに毎日起きている行動に、セットで水分補給をするルールを設けます。
例えば、

  • 朝起きたら
  • 歯磨きの後
  • 入浴の後
  • 帰宅したら
  • 食事の後に

などです。
必ず行う日常行動とセットで水を飲むルールを設ければ、自然と水分補給の習慣が作られることになります。

”もし〇〇したら水を飲む~”というのは、
「If–Then計画」という、行動科学における習慣作りに非常に有用な思考法です。


⑤ 常に手の届く場所、視界に水を置く

仕事中や外出時は、
ボトルを持ち歩く前提にします。

  • 机の上
  • バッグの中
  • 車内

視界に入る頻度を高くすれば、「水を飲まなきゃ」と気付ける機会が増える環境が整います。
「水を取りに行く必要がある状態」を作らないことが重要です。



⑥ 食事からも水分を摂る

水分は飲み物だけで補う必要はありません。

1日の水分摂取量のうち、
約20%は食事から摂取されているとされています。

  • 味噌汁やスープを一品加える
  • 水分量の多い野菜や果物を選ぶ

食事に組み込むことで、
水分補給ノルマの影響を小さくできます。


⑦ 最初から多く飲もうとしない

いきなり2Lを目標にする必要はありません。
高い目標設定は、挫折しやすい習慣の筆頭です。
小さい目標を設定し、小さく成功体験を続けることで習慣化しやすくなります。

  • まずは1Lから始める
  • 昨日より少し多ければ十分

続けることで、
自然と飲める量は増えていきます。


⑧ 飲み物の種類を選ぶ

水分補給の中心は、

  • 水(または白湯)
  • ノンカフェインのお茶

を意識します。

コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料は、
利尿作用があるため、水分補給の主役にするにはあまりおすすめできません。
(目安は1日4杯程度)

また、話は逸れますがジュースなどの清涼飲用水はやめておきましょう。
清涼飲料水は、太りやすい・疲労させやすい・無駄遣いの温床など
当ブログで大切にしている、健康・節約の面では明らかに避けるべき存在です。
下記の記事で詳しくまとめているので、よろしければこちらも読んでみてください。

砂糖による”不安と不調の悪習慣”甘いものを食べすぎていないのに、疲れやすい・不安定になる原因は砂糖かもしれません。砂糖が太る・不安になる習慣を作る仕組みを、前編として整理します。...

まとめ

いかがだったでしょうか?

軽度脱水は、
誰にでも起こりうる、分かりやすい症状が出ないまま進む、
知らないままでは対策できない疲労状態です。

”軽度”の文字通り、少し気を付ければ改善するのは消して難しくありません。
取り入れやすいものから、ぜひ試してみてください。